登記識別情報

2023年4月13日

登記識別情報の概要

登記識別情報とは、登記名義人になったものに対して、登記名義人を識別する情報を通知し、
次回に登記義務者として登記の申請をする場合に提供されるものです。
12桁の英数字で構成されており、オンライン申請の場合は暗号化されたデータによって通知されます。

登記識別情報と権利証の差異について

登記識別情報は平成17年の不動産登記法の改正に伴い、新しく発行されるようになった書類です。
改正前は、同様の効力を持つ書類として「権利証」(いわゆる登記済証)が存在しました。

権利証は文書となりますので、オンライン手続きができません。
登記識別情報は12桁の英数字で構成されたパスワードに意味があり、紙そのものに効力はありませんが、
権利証は紙そのものに効力があります。
一般的に、登記識別情報と権利証は同じものとしてみなされます。

登記識別情報の用途について

登記識別情報は、通常土地や建物の名義を変更する際に使用されます。
売買や贈与の際に必要となりますが、相続の場合は原則不要です。

登記識別情報の再発行について

登記識別情報は、原則再発行ができません。