赤線・青線

2023年4月13日

赤線について

赤線とは、一般的には里道と呼ばれており、赤道と呼称されることもあります。
里道とは、「道路法」による道路に認定されていない道路を指し、
その中でも、公図に赤い帯状の線で表示されていたものを「赤線」とみなします。
また、地番の記載がなく、登記もありません。

青線について

青線とは、古い公図にひかれている青い線の事を指し、
河川や水路などのうち、河川法や下水道法などの適用や準用を
受けないものをいいます。これらの道の多くは農業用水路・水路跡で、
里道と同様、登記のない土地となっています。

赤線や青線が見つかった場合

地方や山間部など、比較的規模が大きい土地では、敷地内に赤道や青道が
存在していることがあります。これらに関して、現在使用中であったり、利用されなくなった結果
敷地の一部となっているものもあります。
当該赤道や青道が利用されていない場合、所有者や利害関係人の承諾を得ることで、
財務局等に払い下げの可否を問い合わせる事が可能です。

また、2000年4月1日に施行された「地方分権一括法」により、
水度や道路など、本来の機能を有している法定外公共物は、2005年3月までに市町村に譲渡され、
機能を失ったものは国が管理し、境界画定や売却を行うようになりました。